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労務相談室

第15回労務相談室 出勤規制

第15回労務相談室 出勤規制

1 月 6 日ジャワ・バリ大規模行動規制(PSBB Jawa Bali)がアイルランガ調整相(経済担当)より発表 され、1 月 11 日から 25 日までのより厳しい行動規制が敷かれることとなりました。発表内容は 書面でもすでに発行されています。その一つで在宅勤務率を 75%以上としています。出勤率を 25%以下に必ず押さえるにはどのようにすればいいのでしょうか。

【出勤日限定システムによる管理】

これまでの規定は出勤率を 50%までに抑えるということでした。ですから出勤する日と在宅の 日を一日ごとにするというやり方にしている会社は多いようでした。もしくは出勤する週と在 宅の週を 1 週ごとにするという会社も見られました。同様のやり方で出勤日を限定するという 方法が最もわかりやすい管理方法だと思われます。「1 日出勤したら 3 日在宅勤務を行う」とい う 4 グループが毎日交代で出勤する形が現実的ではないでしょうか。ただこのやり方はだんだ んわからなくなって、間違えて出社するというケースが出やすいです。グループを分けるとい うことはグループごとの接触を最低限に抑えるという目的もあるので、間違えた出勤はできる 限り避けなければ効果がなくなります。そのためにはこの際 25%ではなく 20%まで限定してし まい、社員を 5 グループに分け、月曜チーム、火曜チームというように確定してしまうやり方 の方がわかりやすいかもしれません。確実に制限し、社内クラスターの発生をできる限り抑え ましょう。一方週ごとにすると 1 週出勤して 3 週続けて在宅勤務となると業務に支障が出る可 能性があり、25%には適さないと思われます。

【許認可制による管理】

職務や事業の関係上そのような限定方式は難しい、日に日に変わる状況にフレキシブルに対応 したいという会社もおありかと思います。そのような場合は部署ごとで確実に 25%以下の出勤 率に抑えるという原則で、部署責任者からの出勤許可を貰った人しか出勤できないというシス テムを設定することも可能です。もちろん手間がかかります。けれども特別な会議や顧客から の緊急要請などには対応しやすくなります。一方でこのやり方では万が一社内で陽性患者が発 生した場合接触履歴を確認することが難しくなり、出勤日限定システムよりも社内クラスターが発生するリスクが高まります。会社のレイアウトにもよりますが、社員を 2 グループに分 け、入ることのできる部屋を限定すればリスクは半減します。業務や会社の状況に合わせ、で きる限りの予防に努めていきましょう。

関連法規:アイルランガ調整相(経済担当)記者会見内容 HM.4.6/02/SET.M.EKON.3/01/2021

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